5月31日 上野千鶴子先生オンライン講演会

5月31日に上野千鶴子先生のオンライン講演会が行われました。みらい塾の生徒が上野先生とディスカッションする様子を配信する形式で行われ、体育館と武道館で話を聴きました。

以下は上野先生と直接ディスカッションをした生徒の感想です。


3年生K.Iさん

私が一番印象に残っているのは、講演会のなかで「『LGBTQ』という言葉すら差別なのではないのか」という話になりその質問に対しての上野先生の回答です。 私も以前から「同性愛者も異性愛者も誰を好きにならなくても皆普通の人で区別する必要はないのでは?」 と思っていました。みらい塾の生徒がディスカッションをしたトランスジェンダーだと公言して活動している間々田さんは「『LGBTQ』の人にというより、個人個人に」というふうにおっしゃっており、みらい塾全体としても私と同じ考えではなかったのかなと思います。 実際、上野先生は「その人になんて呼んでほしいのか聞いてみてその呼び方で呼んだらいいんじゃない。」という回答でした。確かに!と思い、間々田さんが言っていたのは「発信する立場として『LGBTQ』の人にというより個人個人に」と言っていたのだと納得しました。 上記のこと以外にも新たに知ったことがたくさんありますが、多くなってしまうので省略させていただきます。 これからみらい塾として活動していく中で、生きていく中で、自分の発言や行動で誰かを傷つけてしまうこともあると思いますが、そのたびに学び、同じ過ちを繰り返さないようにしたいです。そして、周りに流されず惑わされずに自分の意見を主張していくことを続けていきたいです。


3年N.Kさん

僕が印象に残っていることは男女の家事育児のことについてです。その話の中で出できた子供が相談事をするのは大半が母親に話を聞いてもらうと答えていて理由が「父親は忙しそうだから」「話しても無駄だから」といったもので、実際に講演会に参加したみらい塾の生徒も全員が母親に手を上げていて「小さい頃からそばにいてくれた母親と父親でこんなにも差があり、家事や育児をしていないのが子供の意見からも分かってしまうのだな」と思いました。 全体を通して言うと正直自分達も話すだけで精一杯でしっかり準備してきたけど上野先生に指摘されることが多々あり「もっと正確な情報で話し合いができたら良かったな」と自分の中での反省点です。 でも、今回の講演会を通して、みらい塾としてもいい経験になったし、先生から学んだことも多くあるのでこれからも自分達から積極的に活動していき、少しでも多くの人に伝わるように頑張っていきたいです。